動物園・水族館・遊園地の障害者割引|予約と介助者の注意点

動物園、水族館、遊園地、テーマパークでは、障害者手帳を提示すると、本人や介助者の入園料が無料または割引になる場合があります。

ただし、入園料の割引を受けられることと、すべての展示・アトラクションを利用できることは別です。チケットの購入方法、介助者の人数、利用制限まで確認しておく必要があります。

動物園・水族館の主な割引

公立の動物園では、障害者手帳を持つ本人と付添者1名を無料としている例があります。

水族館では、本人と介護者1名を半額にする施設、本人のみ割引する施設、通常料金とは別の障害者料金を設定する施設などがあります。

同じ種類の施設でも、料金は共通ではありません。

遊園地・テーマパークの主な割引

遊園地やテーマパークでは、本人と同伴者1名が割引チケットを購入できる例があります。

東京ディズニーリゾートでは、対象となる証明書を持つ本人と同伴者1名が、障害のある方向けのパークチケットを購入できます。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでも、指定の障害者手帳を持つ本人1名につき、同伴者1名まで障害者向け割引チケットの対象となります。

ただし、割引対象外の同伴者は通常のチケットを購入する必要があります。

チケットは事前に購入する?

施設によって、次のような購入方法があります。

  • 当日に窓口で手帳を提示する
  • 公式サイトで障害者チケットを購入する
  • 日時指定の無料券を予約する
  • 一般チケットを予約し、入園時に割引を受ける
  • 電話や専用フォームから申し込む

当日の窓口で障害者チケットを購入できない施設もあります。

東京ディズニーリゾートのように、同伴者分を含めて事前購入が必要な例もあるため、通常チケットを買う前に公式案内を確認してください。

本人と同伴者は一緒に入園する

障害者向けチケットを利用する本人と同伴者は、揃って入園することを条件としている施設があります。

本人だけ先に入り、同伴者があとから割引チケットで入ることはできない場合があります。

複数人のグループで利用するときは、割引対象となる本人と同伴者、通常料金で入る人を分けて確認してください。

必要な手帳や証明書

割引を受ける際は、対象となる障害者手帳の原本または、施設が認める障害者手帳アプリを提示します。

施設によっては、次のものを認めていません。

  • 手帳を撮影したスマートフォンの画像
  • スクリーンショット
  • 手帳のコピー
  • マイナンバーカードだけの提示
  • 対象外の受給者証

一方で、指定難病の受給者証などを割引対象に含める施設もあります。

「証明書なら何でもよい」と考えず、施設が指定するものを確認してください。

入園料の割引と利用制限は別

遊園地やテーマパークでは、安全上の理由から、アトラクションごとに利用基準が設けられています。

主な確認項目には、次のようなものがあります。

  • 身長や年齢
  • 一人で座った姿勢を保てるか
  • 安全装置を正しく使用できるか
  • 非常時に避難できるか
  • 同伴者の補助を受けて移動できるか
  • 車椅子から乗り物へ移乗できるか
  • 医療機器や補助具を装着したまま利用できるか

障害者手帳を持っていることだけを理由に、一律に利用できないわけではありません。反対に、割引チケットを購入できても、すべてのアトラクションを利用できるとは限りません。

利用したい乗り物の基準を個別に確認してください。

待ち時間に関する支援

一部のテーマパークでは、列に長時間並ぶことが難しい人を対象とする支援制度があります。

これは待ち時間をなくしたり、優先的に利用できたりする制度とは限りません。指定された時刻まで列以外の場所で待機するなど、施設ごとに利用方法が決められています。

利用には手帳や対象となる証明書、本人とグループ全員のチケットなどが必要になる場合があります。

来園当日に登録する制度もあるため、入園後に利用方法を確認してください。

車椅子や歩行補助具を利用する場合

動物園や水族館では、車椅子の貸出、エレベーター、バリアフリートイレなどが用意されている場合があります。

ただし、貸出用車椅子は台数に限りがあり、予約できない施設もあります。

園内に坂道や長い移動経路がある施設では、入口の場所だけでなく、展示順路や休憩場所も確認しておくと安心です。

音や光、人混みが苦手な場合

遊園地や水族館では、大きな音、暗い展示室、点滅する照明、混雑などが負担になることがあります。

公式サイトのバリアフリー情報、アトラクションの注意事項、混雑予想などを事前に確認してください。

再入場の可否、休憩室や救護室の場所、比較的空いている時間帯も確認しておくと、途中で負担が大きくなったときに対応しやすくなります。

駐車場も割引になる?

入園料と駐車料金は別の制度です。

障害者用駐車スペースがあっても、駐車料金は通常どおり必要な場合があります。手帳の提示で無料または割引になる施設もありますが、駐車券を入園後に受付へ持っていくなど、手続きが必要です。

駐車場を利用する場合は、次の点を確認してください。

  • 障害者用スペースの場所
  • 予約できるか
  • 駐車料金の減免
  • 駐車券を処理する場所
  • 入園口までの距離
  • 満車時の代替駐車場

利用前のチェックリスト

動物園、水族館、遊園地へ行く前に、次の項目を確認してください。

  • 本人の入園料金
  • 割引対象となる同伴者の人数
  • チケットの事前購入が必要か
  • 本人と同伴者が一緒に入園する必要があるか
  • 利用できる手帳やアプリ
  • アトラクションごとの利用基準
  • 待ち時間に関する支援制度
  • 車椅子の貸出や移乗条件
  • 再入場、休憩室、救護室
  • 駐車場の減免
  • 休園日と営業時間

当サイトでは、施設ごとに確認できた障害者割引を掲載しています。チケット制度やアトラクションの利用条件は変更されるため、来園直前には施設の公式サイトも確認してください。